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■価値ある測量成果を事前見積で提供する事務所 所長の独断と偏見による趣味、くだらない話、現場での エピソードのご紹介等難しい事はヌキのコーナーです。 |
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■平成20年11月24日 今年も残り一か月ですね またまた,久々の更新となってしまいました。 今年も残り一月ですね,平成20年は私にとってはプライベートな面で忘れられない一年になりました。 良い年か悪い年かと聞かれれば『良い年』でしたね(まだ終わっていないからわからないけど・・・) 本来私の九紫火星の運勢は本命星が巽に回座する,一番良い年なんだけど,年頭にお世話になっている 先生に占なってもらったら・・・ 「本来は良い年まわりなんだけど,障害が多くて思ったよりは成果が上がらない年になります。」 と言われていたのでした。結果的にそのとおりでした。ぴったしカンカン!! 事務所の商況としては前年の同じ時期に比べて,さほど変わっておりません。 まぁ,これだけ不況が報じられている中で,現状維持ならまぁ・・・オッケーなのかなと・・・ しかし,今年の初めはまさか自民党政権が年内一杯持つとは思わなかったですがね。 さて世の中はそろそろ年末モードで恒例の流行語大賞と今年の一文字発表が近づいてまいりました。 去年も見事に的中させたので,今年も一文字と流行語大賞をズバリ予想してみましょう。 今年の一文字はズバリ『恐』というのはいかがでしょう・・・ これは,世界恐慌の予兆を感じる『恐』や食品表示や毒入り餃子等の食の安全面で多くの国民が恐怖を いだいた年の『恐』という事でカタイと思うけどなぁ・・・まぁ二年連続してあんまり良い字ではないけれども・・・ そして流行語大賞は・・・・『何も言えねぇ』だと思うけど・・・ 「あなたとは違うんです」ってのも・・・ありかもしれませんね・・・ 去年に続いて所長の連続予想的中なるか!? 次回の本音版ひとりごとで,今年の総括時には明らかになるでしょう。。。 それでは皆さん,あと一月事故に気を付けて今年を乗り切りましょう。 |
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■平成20年9月6日 30000アクセス突破!ありがとうございます! いやぁ〜久々の更新になってしまいました。あんまり久しぶりなので,アップのやり方忘れそうです・・・ おかげさまで,先日30000アクセスを突破いたしました。またネットからのご依頼もそこそこあり,その中には 固定客になっていただいた方もおりまして,日々我が『ウェブ事務所』へお越しいただける同業者を含むお客様 方には感謝の気持ちで一杯です。今後共日々研究,努力し業務にサイト構成に工夫し精励してまいります。 さてさて平成18年に20000アクセスを突破したときは『測量業の下請』について『本音』で語りましたが, 30000アクセスでは先日辞職を表明した自民党総裁と土地家屋調査士業界の共通する,ある事について、 考えてみたいと思います。 自民党の総裁=内閣総理大臣,これはまぁ・・・憲法を読んでいただければ「あぁそういう事なのか・・・」と 理解できるのですが,橋本龍太郎氏から一つだけ自民党が大きく変わったところがある。 橋本龍太郎→小渕恵三→森喜朗→小泉純一郎→安倍晋三→福田康夫,さてさて・・・この流れは何を指すか お気づきの方もいらっしゃると思いますが,この首相全員『世襲議員』なんですよね。 かつての自民党は世襲にたいして,とても厳しい姿勢をとっていたのだが,これはどうしてだろうか・・・ 私にも良くわからないのだが,一つだけ言えるのは,やはり何だかんだといいながら政治家は『良い職業』 という事なのではないでしょうか。『政治家は3日やったら辞められない』というのは事実でしょう。 それと自民党代議士の子供なら「絶対やっちゃいけない事は『門前の小僧習わぬ経読み』で,体に染み付いて いるし、仮にもし暴走したとても,「元代議士のオヤジか兄貴,さらには地元の支援者に止めてもらうか」という 算段というか制御が効くという安心感なのかも・・・はぁ・・・なんともムラ社会的・・・ そっか,だから世襲でも田中真喜子さんは更迭されたのか・・・だってあのジャジャ馬だけはは止まりそうも ないという感じがしますものね(笑) さらに今年は大分県の教職員の採用試験でも現職教諭が,教育委員会に我が子の合格の便宜を図ってもらう 目的で金品を渡す事件も発覚した。これも我が子を教師にする『世襲教師』を目論んだ事件だ。 「教師は日々時間が無くてタイヘンなんです」と言ったって,結局あなた方これじゃないですか・・・ やっぱり魅力なんでしょ?公務員という立場が・・・そしてその退職金が・・・というイジワルな批判をする人も 出てくるでしょうね。(だけど,どういう訳か私の学生時代の旧友には教諭,教授,講師等が多い・・・) さて,いよいよ土地家屋調査士ですけど,以外と世襲土地家屋調査士は多い。 かく言う私も『一応』世襲土地家屋調査士という事になってしまうのだろう。 実体は『マイナス世襲の創業土地家屋調査士』だというのに・・・ ただ父親が土地家屋調査士というだけの理由で『ボンボン扱い』されるのは,ちょっぴり納得いかないところも あるのですがね(笑)・・・ だって私の場合に限っては先代のクライアントなんて一人も継承していませんし,第一事務所も別々,支部も これまた別々です。つまり土地家屋調査士としては,他人以上に他人なんですよ・・・ (でもまぁこれは仕方が無い,しかしひとつの職業を提示してくれた父に関しては,私は率直に感謝している。) よく創業の土地家屋調査士の方に言われるのですが,世襲の土地家屋調査士は創業土地家屋調査士より, かなり有利だと誤解されているところがあると思いますね。(かえって,ややこしかったりするのに・・・) 政治家の世襲でもよく『三バン』なんて言うでしょ。 つまり『@地盤A看板B鞄』ってヤツね・・・・ @地元の固定客が継承できて営業の必要が無くて良い。 A事務所がすでにあるし高額な測量機材やCADソフトがそのまま使えるから有利。 B先代の調査士さんは「高度経済成長」「列島改造論」「バブル」等のいわば『調査士黄金時代』であり, 資金的に内部留保がある。売上低迷でも『○△事務所銀行』が存在するから良いね・・・ しかし,これらは個人差がかなりあると思うんですよ。私の経験からひとつひとつ考察してみますと・・・ @地盤→地元の固定客が継承できて営業の必要が無くて良い。 フッフッ・・・甘いな・・・実はこれビミョーなんですよ。 この職業は土地家屋調査士個人のキャラに『お客・ファン』がつくものなのでして, オヤジのファンがそのまま二代目に継承するとは限らないんですヨ。本当に! これは経験者しか理解できないかもしれないけれど・・・ 逆に私のクライアントはオヤジと組んだら一発でNGだと容易に想像がつきます。 そんなもんですよ。もちろん例外もあるけれど・・・ A看板→事務所がすでにあるから有利。高額な測量機材やCADソフト等 初期投資が抑えられる これはまぁそうかも・・・否定はしません。だけどね一生使える機材なんて無いし,みんなリースとかですから 実は創業も世襲そんなに変わりません。かえって好きなメーカの器材を,しがらみのない測機屋さんから チョイスできる創業調査士さんの方が有利な場合もあったりして・・・ それと事務所がすでにある…確かにネ・・・『ある人はねっ!』だけど,引き換えにそこにはオヤジの頃から の古参補助者『鬼准尉・鬼軍曹』付きという事もお忘れなく。 「おい!幹部候補生あがりの初年兵!おめぇが鼻タレ坊主の頃から俺はオヤジと測量やってきたんだ!」 とすごまれたりして・・・・ここは関東軍か・・・ B鞄→先代の土地家屋調査士さんは(中略)資金的に内部留保がある ホント内部留保は,ある事務所にはあるもので・・・ ある二代目との会話 リッチ二代目さん 「あ〜今月入金キツイな〜と思うときあるじゃん,そんな時は○○事務所銀行で補助者の 給料だけはなんとかしてさ・・・」 私(ボンビー二代目) 「へぇ〜ふーん・・・そうなんだ・・・(くっ・・・あんだとぉー!!!)」 「いーなぁー!クヌヤロー!でも・・・正直・・・うらやましぃ」 こんな事同じ世襲でも,私にはまったく縁が無い異次元の話なんですよ!!!! なんたってボンビー事務所の場合はマイナス世襲ですからね・・・あぁなんか気が滅入ってきた・・・ 結局@〜Bすべて先代の事務所の状態で同じ世襲でも差が大きいと思います。 @が特に差が出ますね。よって顧客の継承が上手くいけば,そこそこ良い職業だとは思います。 そう考えてみると世襲調査士がある一定数存在する事は,この業界の良さを映し出しているとも言えるの かもしれません。だってそんなに嫌な職業なら子供に継がせようとは思わないでしょ? 話はちょっと飛ぶのですが,私も最近,支部や会の委員等の機会が年と共に増えてまいりますと意外と 世襲調査士さんが多いんですよね。お会いして情報交換する機会が増えてまいりますと,なんとなく, ご紹介される前からシンパシーを感じるんですよね・・あれはなんだろうか・・ まっ,支部や会のお役に付いている方は総じて業界に対して熱意がある方多いですから,親がお世話に なった,あるいは先代が築いてきた業界を発展させたいという気持ちが深いところにあるのかもしれません。 それと・・・息子が役員になって暴走した時にオヤジに止めてもらうから・・・これが一番の理由だったりして・・・ あれっ!?なんだそれじゃ自民党と同じじゃん・・・おあとがよろしいようで・・・ |
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■平成20年7月9日 基準点測量研修と日本史の試験勉強との共通点 久しぶりに『ウェブ版の所長のひとりごと』の更新となりました。 いやはや・・・一カ月以上更新しないとは,やはりブログの方がアップが楽なのでついつい・・・・・ ブログ版がテレビならウェブ版はラジオってとこですかね。 先週の日曜日,私の所属する土地家屋調査士会田無支部の親睦企画でプロ野球観戦に行ってきました。 場所は近くの西武球場,カードは『西武対楽天』,ちなみに私はあの「バッカじゃなかろかルンバ♪」の 野村監督の『陰』部分に自分とシンパシーを感じるので,楽天応援のため観戦させていただきました。 結果は楽天が西武に逆転勝ち,1位の老舗強豪チームを,新規参入の歴史の浅い弱小チームが逆転できて, あ〜スッキリした。 さて今回『も』業界ネタなので,一般の方には理解できないかもしれませんが,最後まで読んでいただければ 幸いです。 ブログ版『ひとりごと』でもチラッと書きましたが,最近は地球の緯度経度を平面化し数値で表現可能な基準点 測量の技術を登記用の地積測量図に反映させて地震等の災害復旧,国土開発,リアルタイムの地理情報シ ステムへの寄与を促進する法改正の趨勢にあり,我が土地家屋調査士業界もこの方面の技術研修が活発化 しています。活発というよりカオス状態なのかも知れません。しかし法改正された以上それにのっとった測量 技術を身に付けるのが急務であったので,ここ数年,さすがに勉強嫌いな私も,時間が許す限り,業界内外問 わず基準点技術研修等に積極的に参加するように心がけてまいりました。 このコーナーをご覧の,特に同業者の方は『基準点測量は土地家屋調査士に本当に必要なのか?』と 私が大上段に構えてブッタ斬るのを楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれませんが(笑) そんな事言うほど私自身が,この方面に精通しておりませんので,今回は素人目線で素直に基準点測量等の 研修に参加してみて私自身が感じた事を本音版らしい『ひとりごと』でブツブツと吐露してみたいと思います。 (私は研修会を絶対見た目や上っ面だけでは判断しません。実際に研修に参加してみての感想です。) さてさて・・・いきなりでトートツなのですが・・・ 基準点測量の研修って『日本史』の試験勉強に似てません? 私が思うのに学生時代の日本史が苦手な人が『スランプ』に陥りやすい学問だとつくづく思うのだ。 例えば「よーっし基準点測量の勉強するぞぉ!」と気合を入れて最初に教わる事と言えば。 まず概論からですよね,ジオイド高・・・準拠楕円体・・・楕円体高・・・GRS80・・・地球を楕円体とイメージする そして次に補正の種類,気象補正・・・傾斜補正・・・投影補正・・・両差・・・縮尺補正・・・平面直角座標系・・・ ガウスクリューゲル・・・ドイツの数学者・・・ このガウスの偉大さや補正計算を『肴』に酒を飲んでいる人達の存在を知る←ここ笑うトコね・・・ 次に測量術・・観測要素・・・たて・・よこ偏心について・・直接水準・間接水準・・・現場での観測・・・対回観測・・・ 手簿・記簿・・・記簿は測量人が知恵を搾った『発明品』ある事を理解する・・・公共測量作業規定を知る・・・ 等級知る・・・その根拠検証してみる・・・ 三角点,1級〜4級基準点,図根点,多角点,補助多角点,節点,交点,・・・目がテン・・・良くわかんねぇ〜 次にフィールド・・・単路線・・・結合多角・・閉合多角・・・網平均と厳密って何がどう厳密なんだよ・・・ なんだよこの観測方程式つ〜のは・・・テーラー展開?・・・テーラーって何,洋服屋さん?講師の人も 本当に解ってのかしらね?えっ?なに作業規定ではパソコンを用いろと書いてあるから覚える必要ない? なんだよ必死ノートに写して損したなぁ・・・えっ今度は簡易網・・・厳密と何がどう違うのかな・・・ 結局『何が良くて何が悪いんだよぉ教えてくれぇ〜』とまぁ研修に参加している側とすると,このように あちこち頭をブツけながらも,ぼんやり輪郭を掴んでステップアップしてゆくしかないのでしょう。 先ほど私が日本史の試験勉強に似ていると申し上げたのは,このジオイド高や準拠楕円体等の『概論』と いう箇所,これって日本史の試験勉強の進捗状況に例えると, スバリ『縄文時代や飛鳥時代』なのではあるまいか?って事なのです。 つまり塾を変えて講義を受けても,どこも新石器時代から始まるカリキュラムでは,同じ事を何度も教わる事に なるので,縄文時代はやたら詳しくなっても,奈良・平安時代では時間が無くマキが入りスピードアップして完全 に迷子になっちゃう・・・結局「よくわからないナァ・・・」となってしまう傾向があるような気がするのです。。 縄文式土器と弥生式土器のどっちが古いかなんて何度も教わるので,そこだけ完全理解しても本,試験に 出題されないから,実際の試験では結果に反映されずいつも赤点になってしまう=実務に反映できない。 正直言うと本番(実務)で点数が稼げる,鎌倉・室町・安土桃山・江戸時代を覚えたい! こんな,『もどかしさ』を覚えた受講生の方は意外と多いのではないでしょうか? もちろん「基礎を正確理解する事が大切だ」というの趣旨は不勉強の私でも良くわかっているつもりですが, ただ,それに平行して少しずつでも,実戦的に精度が上昇する選点方法や現地の観測要素を提示し 『ここをこう測る』的な事例を講師一緒になって,いじくりまわして議論する・・・ こんな研修が望まれてきているのかもしれませんね。 そんな私ですが,これからも研修に参加していくつもりです・・・講師の方よろしくお願い申し上げます。 えっ?じゃあ所長は日本史に例えると今現在どこまで理解できているかって?う〜ん・・・ やっぱり『大化の改新』の中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)とか・・・えっとえっと・・・ 中臣鎌足(なかとみのかまたり)あたりをウロウロしてます。ダメですか?これでは・・・やっぱり・・・ |
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