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所長の独断と偏見による趣味、くだらない話、現場での
エピソードのご紹介等難しい事はヌキのコーナーです。

土地家屋調査士村岡事務所
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 所長のひとりごと(平成18年版)
 基本的にブログに書けない本音版『ひとりごと』はこちらに記載しています。

 ■2006.1/4   あけましておめでとうございます。
 ■2006.1/4   新年雑感『測量業について考えた』
 ■2006.1/25  ライブドア堀江社長逮捕
 ■2006.2/11  バブル前夜か?
 ■2006.4/20  近所で深夜に痴漢事件発生!
 ■2006.5/10  ゴールデンウイークのできごと
 ■2006.6/12  最近ネットからの依頼がかなり増えてきました。
 ■2006.6/20  境界確定不調物件の測量依頼(土地家屋調査士俳優論)
 ■2006.6/25  非通知電話について考える。
 ■2006.7/28  有名ラーメン店から依頼が来ちゃた!
 ■2006.8/6   この頃近所に知り合いが増えまして・・・調査士俳優論と社労士ホスト論
 ■2006.10/15 私の作業車論→だから私は嫌われるシリーズ
 ■2006.11/18 祝20000アクセス雑感『初志貫徹!従順『下請測量事務所』は卒業しました。




■2006.1/4 あけましておめでとうございます。

 いつもは気さくなこのコーナーですが、年頭にあたりご挨拶の場とさせていただきます。
あらためまして、サイトをご覧の皆様、新年あけましておめでとうございます。

 さて私事で恐縮ですが、今月の22日で私が土地家屋調査士を登録して丸10年になります。
平成8年の土地家屋調査士会の支部新年会の席で新入会員の紹介していただき私の『調査士道』が
スタートしたのが、もう遠い昔のような気がいたします。

 本来、10年目の節目というと『新たなる挑戦』とか『心を入れ替えて』とか、そういう抱負というのが一般的なの
かもしれませんが、実は昨年の年頭より紹介による集客、あるいは『優秀な協力業者』という事務所のありかた
から、新規の不動産業者の方あるいは一般の地主さんへの直接受託への営業力強化に方針を大転換し、
その手法としてインターネットなかでも検索サイト最大手グーグルのスポンサーサイトでの広告等での新規客
への営業活動に傾注してまいりました。

 おかげさまで昨年の年末には今年度の売上の約20%弱程度ネットによるものになる見込みなるまでになりまし
た。このネット広告による集客については東京土地家屋調査士会の中では私以外お一人様しか実施しておらず
、当然多摩地区では私だけであり、不当誘致等の抵触も考慮しとても勇気と覚悟がいるものでした、しかしながら
「他の同業者に悪影響をあたえるコンテンツにはしない」
との原則をもって一歩踏み込んで実施し、同業者の方からも「ホームページ見ているよ、面白いね」とのお言葉
をいただけるようなり多少お世辞もあるとは思いますが、とりあえずホッとした一年でした。

 本年も改革路線をさらに拡大し、ヤフーへのサイト登録審査申請、あるいはスポンサーサイトへの広告を実施し
インターネットによる集客、さらには国民の皆さんへ
「あなたの土地の測量、境界には必ず土地家屋調査士が関わっている。」だからこそ
土地家屋調査士は地主さん、あるいは企業の責任者ご自身の目で選ぶのが常識です。
というメッセージを発信し続け、定着させていきたいと考えております。

 また旧年は調査士事務所が数多あるなか、独自のアフターサービス体制を打ち出し、測量地のみならず、
隣接地も含めた、『一度測量した土地は以後その土地のかかりつけ医です』という土地家屋調査士事務所の
ありかたを私なりに提言してまいりました。
おかげさまで、実施1年目でさっそくご依頼をいただくようになり、エンドユーザーへのアプローチの必要性を
あらためて感じました。

 本年も新しいビジネスモデルの構築、技術の研鑚に努めたいと考えております。
言葉が足らず誤解をあたえる事もあるかもしれませんが、土地家屋調査士のブランド化をめざして
粉骨砕身、頑張ってまいります。本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申しあげます。

                                      土地家屋調査士 村岡道修




 さて、新年の挨拶も終わりましたので、いつものフリートークにまいります。

■大晦日の格闘技
 まずは・・・年末のK1の曙対ポピーなんですが、あれは・・・いったいなんなのですかねぇ〜
最後のラウンドの曙君・・君は一体何をしにリングにきたのかね?あれでファイトマネー?もらっていいのかな。
あのさ、もう技術がどうこう言うよりさ、少し痩せようよ・・・ねっ!バラエティ番組で肉食ってる場合じゃないよ。
スタミナの問題ではない誰もが認める単に太り過ぎです。だから心臓にも負担がかかるんだよ。
あんな「ハアハア」汗ダラダラでリングでよたよたボビー追ってどうするの・・・、
 
 緊張感が高い試合、目が離せない試合を期待しますよ。ホント、年末までに最低30キロ以上減量というか
治療して
出直しきて欲しい。

 トレーニング一切しなくてダイエット、治療一本に絞ってリングに上がればそれだけで勝負はどうでもよい。
 
あの「気合だぁ〜」のアニマル浜口さんだって、プロレスラー引退してボディビルダーに戻った時に、断食に近い
ダイエットをして35キロも落としたのである。まさしく気合なのかもしれないけど、彼にはそれが感じられない。

 私は彼がK1に転向頃のインタビューが頭に残っている、詳しくは書かないけど、かなり相撲界特に部屋制度
や特に入門の時の親への説明が納得できず、「こんな説明は自分だったら絶対しない」と語っていた。
 ようするに角界に不満をもっているんだな・・・と思った。だからこそ、その結果を見たかったのだが・・・
痩せられないなら、キッパリとやめた方がいいですね、だって今のままでは戦えないのですから。

 でもいままじゃ次回はないかもしれませんね・・・ちょうど釣り合う相手がいないですもの
今の状態だったら、ちょっとトレーニングした安岡力也さんと同じくらいかな・・
あと、過去の栄光を胸にリングに復活した二人!という事でガッツ石松さんや大仁田厚なんかがちょうどいいの
かもしれませんね。
 あとは長州力教祖に出ていただいて、リングでの自分ありかたを学ぶのも良いのでは・・・ムリだな・・・






測量業について考えた・・・雑感2006

 私は測量業を兼業しています。調査士との違い云々はサイト内にキチッと説明してあるからここでは説明しま
せんけど、私はどちらかといえば測量の方法は測量業者風がベースになっているんだろうなあと思います。

 先日私が測量会社で修行していた頃の同僚から
「ムラちゃん深浅測量手伝ってくんない?人がいなくてさぁ・・もうまいっちゃったよん」という電話がかかってきた、
私は彼とはもう20年来のつきあいで、お互い遊びたい盛りの二十歳そこそこ年頃に、毎年、年度末の日常化した
長い残業やキツイ納期を一緒に頑張って乗り越えてきた、測量人としての『戦友』である。

 たまたま三宅島の測量への出張が相手の都合で一ヶ月延びたため、その日は空いていたから
二つ返事でOKした。内容はボートに乗り水深を測る深浅測量であった。

 ひさびさのタッグ結成は「お互い40代のオッサンになっちゃったなぁ」なんて馬鹿言いながらも楽しい現場で
した、しかし移動時間中にこの現場の測量金額を聞きいて少なからず驚いた、それは私が想像していた額
以下だったからである。

 測量業の指名競争入札額は近年予定価格を大幅に下回る落札が増えたのは認識しています。
実はこんな事言っている私自身だって「入札室出たら他の業者にボコボコにされるなぁ」というような入札額を
入れる『ヤンチャ』をやった過去もあるのでエラソーな事は言えないですがね(笑)
それにしても安い気がします。
 
 姉歯事件を例に出すわけじゃないけど、『安く早く』にも限度があります。
私の個人の意見ですが、やはり予定価格の大小に関係なく入札最低価格は役所側で規制すべではないで
しょうか、この提案をすると必ず規制緩和に逆行するという議論が巻き起こるのですが、価格が最も安い人が
落札できるというシステムは『性善説』の上のみに成り立っているのではないでしょうか。
最低価格は役所が安全を担保(買っている)という見方をすべきじゃないか・・・

もうそろそろ姉歯事件を契機に『性悪説』に立ってみて考えないといけないんじゃないのだろうか。

 『マッチポンプ』で恐縮だが、低価格を入れる業者も否定できない側面もある。
例えば実績をつくりたいために営業戦略的に低価格競争に出る場合である、
この事自体は決して悪い事ではないと思う。
しかしそういう場合でも最低価格さえ定めるおけば最低価格ギリギリの勝負をすれば済むはずではあるまい
か。

 ところで指名競争入札のカテゴリーのなかで測量は『工事』『物品販売』の2つある中の『工事』の仲間である、
しかし土木や建築の建設業者側からすると、「紙と鉛筆で商売できていいね」とか「出銭(材料仕入)がないから
うらやましいよ」というのが一般的で役所側もどうもそういうフシがある。
(だから測量なんか安くやる気になれば安くなるものだと単純に考えているのじゃないか?・・・)

 はっきり言って今の金額では測量業で働く人の地位向上はのぞめない気がします。
 測量業は格付け社会である、国の仕事を受注している高格付けの大手業者もあれば、個人で
地元役場の仕事のみを受注している業者さんもいらっしゃる、ようするに幅が広いため私自身のいる『ランク』で
しか判断できないのですが、やはり、今の金額を最低としていかなくては本当に将来暗いものを感じてしまった
現場でした。

 帰りの車中で「安い安いって飲み屋や仲間同士でブチまけても何も変わらんぜ」という話になった。
(無論こんなサイトでブチあげても同じ事だが)やはり正式な場で議論し、団結して政治に訴えっていくしかない
と『戦友』と話しあったのでありました。『松明(たいまつ)は自分達の手で』と本当にそう思っています。

 でも若い修行中の頃、苦楽をともにした業界内の仲間、友達っていうのはいいものですね。
あの当時は上司、先輩からイヤというほど残業を押し付けられ、
「こんな測量業界なんて大嫌いだ!3年経ったらソッコーで辞めてやるぅ・・・」
なんて私のグチを彼はよく聞いてくれたものです。彼にどれだけ助けられてきたことか・・・

 当時の私は毎日の残業で自分の青春(笑)に悔いを残すような気がして、残業が多ければ多いほどその
リバウンドなのか週末は借金してまでもヒステリックに深夜までムキになって無理に遊んでいました。

 当然週休二日なんてあるわけなく、隔週二日?甘い甘いという世界でしたから私は週末がくるの
が待ち遠しく土曜日は朝から現場で測量して、夜遅くまで残業して開放されるのは早くても夜9時頃・・・
なぜか自分達だけ損しているみたいで悔しくて部屋には帰らず新宿に行く・・繁華街を徘徊しそして翌日一日
中泥のように眠り翌日再び現場で測量・・・あけてもくれても、測量測量測量、の繰り返しでしたねぇあの頃は

 そんな彼も私も立派なオッサンになり今回タッグを組めたのはなんか昔にタイムスリップしたみたいで感慨
深いものがあった、あんなに嫌がっていた業界なのに結局二人ともこの業界にとどまり、いまや彼は後身の育
成を会社からまかされる重要なベテラン測量士の立場になり、私は小さいながらも事務所を構えることができ
ました。
 
 この現場で彼にくっついてきたのは今年入った新卒の新入社員君であった、年齢はたしか21歳だったかな・・・
ちょうど彼と知り合った頃の年齢だ、
「俺達もあんなカンジだったんかなぁ・・・」
「すっかり世代交代しちゃったんだなー」とか話し合ったりして、こんな仲間もできた事なので
測量との出会いも悪くなかったなぁ・・・と再認識した次第である。

 また当時の修行先のY社長には今でも感謝をしています。
経営者になった今、一度お話を伺ってみたいものです。
もし今、私がY社長の立場で『過去の私』が入社希望しても絶対雇いませんねぇ〜(笑)
私みたいな者をよくがまんして使ってくれたと本当に感謝しております。




■2006.1/25 ライブドア堀江社長逮捕

 
新春早々驚きましたねぇ〜ホリエモン逮捕とは・・・・
足元すくわれたのかな?やっぱり目立ちすぎちゃダメだって事ですね、

 この国は『アメリカンドリーム』的成功者には拒絶反応がありますからね、
それは日本は封建社会が長く続いた国であり、もしかしたら
現在の戦後の民主主義も『勝取った』ものでもないからかもしれないが・・・

 日本人は失敗を恐れるが実は成功も恐れている。・・・至言だと僕は思う。

だから「成功した〜」と大声で言える人には抵抗があるのかもしれない。

 周囲から「すごいですね」「頭がキレるねぇ」「たいしたもんだ」っと言わた時は
要注意!手で地面に物をタタキつける時に一端、頭の上に上げるでしょ、あれですよ

 なんとなく叩きつけられる前触れ・・・私も敏感になりたいものです。

 またまた、ディープになってしまうけれど、一見平等に見えるこのニッポンにも
まだ過去の遺物みたいなものが残っている。
 
『踊る大捜査線』という映画があるけどあの中の
『キャリア組とノンキャリア組』、『本庁と所轄』みたいなものがあるようにね。

 あの映画単なる娯楽映画なんだけど、観るたび僕なんかは結構考えさせられる。

なぜキャリアとノンキャリアというシステムが存在するのか・・・
また、キャリアは何故必要なのか・・・
じゃあキャリアが勝利者かと思えば公安が出てくると、さっさと「引き上げるぞ!」
というあの展開・・・

 ホリエモンも『そのへん』うまくやればよかったのかもしれませんね。
かつて、フジテレビの買収劇があった時、時間外取引の違法性について尋ねられた時の
彼の言葉を皆さん覚えてますか?

「へへっ・・・だってどこにも書いてないじゃあーないですかぁー」
「だったらさー書いといて下さいよ、ダメですって・・」

 これですね、なんともインターネット世代らしい答えだと思いましたけど・・・

 今年はポスト小泉という話題が出てくると思うけれども、歴代総理大臣が
この国を一番よく表していますよね
 このまま安倍内閣になるのかな?変わらぬこのシステムまま・・・




■2006.2/11バブル前夜か?


ご無沙汰しておりました、トリノ五輪も開幕しましたね、

 ここのところ年度末というのもあるのでしょうけど、調査依頼が急増しております。
この1年ばかりは事務所開設以来の記録的な『ヒマ』だったんですけどねぇ・・・
だから、「ホームページをやってみるか・・・」といってこのサイトを開設したのですが、

 ある日夢でみた呪文をとなえてみたら・・・・毎日毎日仕事依頼の電話がかかってきて・・・
こんなポンコツ事務所ですよ・・ほんとポンコツです。
呪文ですか?怖くてここでは言えません・・・ちなみに自宅は東大和です・・ってオイオイ誰か止めろー!!(笑)
 
 景気回復の兆し・・たしかに感じますね、不動産市況は確実に動いています。
マンションの構造計算偽装事件もあったからでしょうか、一戸建ての需要が高いようです。
それに呼応して私の感覚では分譲業者が新築分譲するための仕入としての中古一戸建物件の動きが活発
なように感じます。

 これって、なんとなくバブルのはじまりの頃に似ているような気がするんですけど・・・

 色々なエコノミストが予測しているとおり、団塊世代の定年退職ラッシュといわれている昨今
最後のビックウェーヴにこのまま乗れたらいいなぁ〜と思っている所長です。
でもね、土地が動いていたのは実は1年くらい前からなんですよ、ただそれが「山の手線の中」から多摩へ
広がってきたという事なんだと思います。

そうそう、話は前後しますが、先ほどの『呪文』ですけど、これに似た事を聞いたのでちょっと紹介しましょう
ちょうど一年前、ある社長から、ある会合で私はこんな事を言われたのです。

「村岡さんあなたの事務所の看板、夜は真っ暗になるんだねえ・・あれじゃダメだよ」

「えっ!?何がダメなんですか?」

「事務所の営業が終わったとしても、看板の電気だけは一晩中つけていなさい、そのうちわかるよ・・・」

つづけて
「近くの○○事務所さん見てごらん、正月だろうが休日だろうが一晩中看板だけは電気ついているだろう・・・」

「たしかに・・・」

「人は何時事務所の存在を認識するかわからないものだよ・・・騙されたと思ってやってみなさい」

とまぁ・・・一年後はこのように忙しくなりまして、しかも地元の仕事が・・これって『呪文』なんですかねぇ

 ところでこんな事ここで書いたら、そうか・・・この事務所は儲かってるんだな・・・じゃあ強盗に・・・
なんて事にならないように言っときますけど、私の事務所に泥棒に入っても無駄ですよ
だって夜は現金一切ありませんから・・またパソコンとか高級なものは全部研究室に持っていってしまったので・・

 仕事が増えてもそんなに儲かんないんですよ、測量ってのは・・・


■2006.4/20 近所で深夜に痴漢事件発生!


 先週の金曜日の深夜1時半頃、ある団体の総会の帰り途自転車で家に向ってたら
「キャー!!!」っと女性の声が聞こえた。声の方を見たら走って逃げていく人影が・・
えっ!もしや…と思い声のする方に行ってみたら女性の方が携帯電話を持って
ボー然として立っていました。多分警察に電話しようとしてたのでしょう・・・
聴くと怯えた声で「体を触られた」との事、女性の方は原付バイクでしたので
「走り出すまで見ていていただけませんか」という事でしばし見張っていたのですが、
自宅の近くでも犯罪って起きるのですね…

 後日警察にもパトロールを強化していただくようお願いに行ったのですが、「どうせ捕まらないだろう」という
勝手な判断その時点で通報しないと事件にならないので、今後はすぐ通報するようにと言われました。
私の判断ミスだったなぁ・・・と少し後悔しています。

 ただちょっと気になったのは警察官の開口一番「また出たしたか・・・」という言葉ですね。
つまり以前から何度がそのような事件が起っていたようなので、このまま犯人がどんどんエスカレートしていくと
考えると恐ろしいですな。

 場所は小平駅北口の鳥勝という居酒屋の向って右隣のマンションの裏の自転車置場です。

 あそこは深夜はマンションの影になってほとんど車道から見えませんし周囲も畑ですからとても危険です。
女性の方は気をつけて下さい。

 
変なモン写真展(かみつき系看板その2)
 ローカルの緊迫した話題の後になんなのですが、隣接地の地主さんにハンコもらいに新座行った際
おもしろいくまた懐かしい昭和の香り漂う看板を発見!!。

 この走っている子供の様子や車の形・・・昭和の画風でシビレますなぁ〜
このフロントガラスを顔に見立てる手法の漫画は私の子供の頃よくみかけました。
私の地元では、トラックでしたが最初に見たときは大笑いしたものです。
やはり、『子供に見てもらいたい看板』なのでツカミが大切なんですなぁ〜




■2006.5/10 ゴールデンウイークのできごと


ここ数年GWを近所の公園や妻の里帰りに過ごしてきましたが、
さすがに今年は一箇所ぐらい行楽地に行ってみるかと重い腰をあげ
東京ディズニーランドに行ってきました。

ディズニーシーには3年前ぐらい前に行きましたが、ランドの方は
10年ぶりくらいかな〜
私、正直言いますと人が沢山いるところ苦手なんですよね…
あのパレード自体は観るのは好きなんですけど、あの場所とりがどうも苦手で…

でも、この前の東京モーターショーでもそうだったのですけど、
若い女性が肌を露出して踊っているのっていいですなぁ〜
しかも、こんなキタナイおぢさんの私にもシッカリ笑顔でアイコンタクト
してくれるし(デヘッ…)
とまたまたついエロおやぢモードになってしまうのだった。

この前のエレクトリカルバレードを観たのは32歳でその前は28歳くらいだったか
だんだん感じ方が変わってきている自分に年齢を感じましたね

 浅草サンバカーニバルもそうなんでしょうけど、青空の下堂々と露出した肌を観る事ができるのも
健康的なエロスかもねぇ・・・
 
 このサンバカーニバルって今じゃあちこち波及して、実は小平でもあるんですよ、
たしか、花小金井駅前と一橋学園駅前だったかな、私も去年はじめて観に行ったのですけどね
いやぁ〜いいモンですな、若い男女がみんな裸で踊っちゃて楽しそう・・・
裸といっても解かりますよね、全裸じゃありませんよ、念のため・・・・(笑)
あれは女性も男性も堂々と裸を観て楽しめる健康的エロスであります。


『エロ』と『おやぢ』と言えば最近巷では
『エロカッコ良い』とか『ちょいワルオヤジ』などという言葉が流行っているようですけど、
こんな事サイトに書き込んでる所長の私は『エロみっともない』『ちょいダサオヤジ』ですな・・・

 さて話は変わって、私結構ガーデニングとかが好きなんですが
今年は新種の『プリエッタ』なるものの苗を一株買ってきました。
 
 葉だけ見るとサフィニァを品種改良したっぽいカンジなのだが、お値段は398円也
う〜んチト高いですね、ペチュニア4株分ですもんね、しかしフレコミでは
なんでも、この一株で70センチにもなるそうな、去年のサフィニア対ペチュニァは
やはり、費用も含めたトータルでサフィニアの勝利に終わったので、

「よし今年はサフィニア対プリエッタの対決をしてみるか」

 という事で現在こまめに摘心(お手入れの事)の日々です。
もし小平霊園東の交差点で止まったら事務所前をご覧下さい。
向って左側の窓枠に張り付けてある鉢がプリエッタです。
 
しっかしこの品種とってもー強いですよ〜
3日前に摘心して下に捨ててある葉はまだ枯れてないんですからね
70センチ目指して頑張るぞっ。




■2006.6/12 最近ネットからの依頼がかなり増えてきました


 ここ数ヶ月間ネットによる依頼がない月はなくなってきました。

集客方法も変わったものだな・・・と実感するのと同時に、同業者のサイトも随分増えてきましたね。

しかも、『模倣』とまではいかなくても、随分ウチのサイトをヒントにしているのも結構あるような・・・

 金額を表示したサイトも随分と増えましたね、それも以前は「安さ」を全面に出したサイトが目立って

おりましたが、最近は「これだけの金額がかかるものなのです。」という感じが出ていて良い傾向では

ないかと思います。

 
 まぁ色々各事務所なりに主張はあるのだろうけれども、私個人の意見としては、

「とにかく安くやれば品質と納期は確実に落ちるものだ」と思っておりますので、

もうそろそろ依頼者の方も『安全には必要なコストは支払う』という感覚になってきたのかもしれませんね。





■2006.6/20 境界確定不調物件の測量依頼(土地家屋調査士俳優論)

 先日20年近く私共とおつきあいさせていただいている不動産業者の方から過去に一度道路境界の立会を
したが、お向かいの地主さんの承諾がもらえず『不調』になった土地の測量依頼がありました。
結局境界が確定しないまま、泣く泣くその時の地主さんが売却したのを、その業者さんが買い取ったわけです。
その社長さんも、「じゃあその時の測量事務所に事情を聞いて依頼してみるか・・」っと
一度は考えてみたものの、でもやっぱり・・・村岡さんの方がいいや・・・となったとの事。

サイトの中で価格事例の中の『過去に境界でもめた事がある土地』は価格面で多少高額になると記して
おりますが、価格以上に過去のいわゆる『境界確定不調物件』というヤツは受ける方もある意味心構えが
必要です。

 私の場合はこのような物件は「境界をきめてやるぞー」なんて気合は必要ないんじゃないかと思うのです。
開業したばかりの頃は若気の至りでその逆に
「どこの事務所に頼んでも決らなかった境界を私なら決めてやる!」という

「あんた必殺仕事人かブラックジャックにでもなったつもりなんですか?」

という構えでしたからミョーに空回りしてしまったものですが、最近は相手の『不満のありか』を探る事に集中
するようにしていますね、そうなるとある意味相手にたいして的確で大胆な事も言えるものです。

 ペコペコ「境界を決めて下さいお願いします!」というのも相手によっては必要な場面もあるのでしょうが、
私にはあまり経験がないですね。

本当に「人を見て法をとけ」とはよく言ったもので・・・
(この人はこの不満が解消されれば話のわかる人だな)と判断した場合は、

「1時間でも2時間でもぶっとおしで立ったまま、お話は全部お伺いしますよ」
という姿勢は常に心に秘めています。


この場合注意する事は地主さんの体調です。(笑)長く立っていると貧血になりますからね・・・
相手が不満を言いながら顔色がどんどん青ざめていく立会い・・・不気味ですが経験ありです。

だんだんロレツがまわらなくなってきて、肩で息をしだすと・・・あぷないあぶない
「ちょっと冷たいものでも飲んで、まっ座って一服しましょう・・・」なんて感じです。

 結局この土地の道路境界は確定できました。ハンコをもらっていったら役所の人が
「ええっ!!あの地主さんから承諾もらえたのですか!すごいですね」と言われましたけど、
これは実力とか云々ではなく境界を決めるメリットをたまたま『運良く』ご理解いただけただけ
と思っております。

 
 この書類の受領作業の後、依頼者の社長さんと一杯飲みに行き、そこで
「どうして高い費用がかかるウチにわざわざ依頼してくれたのですか?」とたずねたら
「いや村岡さんならまわりの地主さんとうまくやっていただけると思ったからですよ」といっていただき
本当に嬉しかったですね、土地家屋調査士は個人に与えられる資格です。景気に左右される面もありますが、
やはり『不動産取引』という舞台に登場する役者のひとりなのかもしれませんね。
 監督から選ばれるのにはやはり「この場面ではやはりこの俳優さんでしょ〜」という
『何か』キャラクターみたいなものが必要なのかもしれません。

 手前味噌でいやったらしいのですが、私は真夏の現場でも必ずネクタイをしています。
もちろん境界標を埋設するときも、作業着の下はワイシャツにネクタイで穴を掘ってます。
これは私のスタイルであり、かつ主張でもあるのです。
 
 昔から私はこういう自分にしかないものはないかと、色々考えて21歳当時は自分の安全靴を白に塗って
当時の周囲から大ヒンシャクを買った事もありましたけど・・・
やはり・・・俳優さんは日頃から自分のキャラクターをアピールしませんとね(笑)




■2006.6/25 非通知電話について考える。


サイトのトップページにも標記してありますけれど、私の事務所は非通知電話では鳴らない設定にしています。
皆さん非通知電話をどう考えますか?
実はこのような設定にしたのはあるラジオ番組がきっかけなんですよ。

 それは文化放送(AM1134)の吉田照美のやる気MANMAN、いわゆる『やるMAN』のひとコマからなのです。
私、実は文化放送フリークで、研究室には、文化放送アナウンサーカレンダーが貼ってあるぐらいです。

 その番組内で懸賞コーナーがあり、DJの吉田照美さんが当選者に電話をかけるのですが、
その当選者の中に「番号を通知しておかけ直し下さい」というメッセージが流れた方がいたのです。

 吉田照美さんとアシスタントの小俣さんはすぐさま「そうですよね、非通知は失礼な事ですよね」と言い、
通知設定にしてすぐに、かけ直すとその方と通話することができました。
私はこの瞬間「これだ!」と思ったのです。

 色々と事情があるのでしょうが、非通知電話は失礼な電話であると私もそう考えています。
もし「非通知拒否設定の事務所には仕事は頼まない」というのなら残念ですが、ご縁がなかったものとして
諦めますね。

 ここで非通知電話をかけてくる方というのは、どういう方達なのか考えてみると当然ながら、
自分に電話がかかってきてほしくない、単純に電話番号を知られたくない方達なのでしょう。

 つまり自分の電話は知られたくないけれど、自分に有益な情報は知りたい、あるいは自分の商品は買って
欲しいけどクレームはお断わりという、虫のいい『教えて君(おしえてくん)と押し売りさん』がほとんどなの
ではないでしょうか。

また非通知の『教えて君』の中には同業の方もいたりします。(一言話せばすぐバレバレなのに)
客になりすましても、バレてますよ〜甘いな〜演技が・・・もと『劇団いろは』の私が言うのだから本当ですヨ(笑)

 トップページの自己紹介にも書いてありますが、私の座右の銘は「覚悟」です。
自分の電話番号も名前も名乗らず、ご自身の測量金額だけを聞きに来る、何の覚悟もない方には、
残念ながらお力にはなれません。というより良い成果が納品出来ない暗い予感を感じてしまう。

 しかし、このサイトは本来『教えて君パラダイス』を目指して立ち上げたんですけどね。
全ページ読めば大抵の疑問は解消するように設計したはずなんだけどなぁ・・・
(それだからこそ勇気をもって価格事例も公表したのですが・・・)
『非通知教えて君』の質問は「あの〜サイトに書いてありません?」というのも結構あるため
相手も不愉快な気持ちになってしまう、結局そんな会話ならしない方が良い訳です。

 また電話で測量に関する法令や境界情報を話す事だけでも、私達専門国家資格者はある程度リスクを背負う
ものなのです。「土地家屋調査士に電話で聞いたら、こんな事言っていた」っと独り歩きする訳ですから。
 私もホームページを開設して電話番号を公表している以上、『教えて君』の来訪もそれこそある程度覚悟を
していましたけれどもね(笑)

 この文をお読みの方の中には色々なご意見もおありと思います。
『ムカッ』としている方もしらっしゃるでしょう、しかし私達はお店で商品を並べて売っている業界(商材)では
ない以上ご理解のほどをこの機会によろしくお願いいたします。

 また、メールで質問を下さる方もいらっしゃるのですが、基本的には個別の案件について、
メールでの回答はしておりません。ただ、ご依頼は当然可能です。

 今までは届いたメールでの質問は私の判断で住所、氏名、電話番号が記してあるものについては適宜内容に
よって個別に判断してメールや電話で回答させていただきますが、連絡先がご不明な場合は
申し訳ないのですがメールでの返事は行いません。
というよりできません(怖くて)

 番号通知電話でのご相談は受付けております。お気軽にご相談下さい。
また非通知で間違ってかけてしまっても、メッセージが流れますので、ご安心ください。




■2006.7.28 有名ラーメン店から依頼が来ちゃた!


 以前このコーナーで『私のラーメン論』というのをタレましたけど、そうしたらなんと、日本一の

ラーメン屋さん(名店です)から測量依頼をいただきまして「なんだかなぁ〜」と感動してしまいました。

多分このホームページはご覧になられないとは思いますが、打合せの時に、会長さんに私のラーメン論を話し

てみたところ、あっさり「そのとおりだよ」と言っていただけので、これまたビックリしてしまいました。

「最初に10人客が来て、そのうち5人がこの味は美味いと思ってくれればそれで大成功」との事、続けて

「今の若い店主達は創作ラーメンとかメニューに変えていくのも結構だが、その店のメニューが浸透するのに、

ある程度時間がかかるという事を知るべきで、それまでの辛抱が大変な事なのよ」とおっしゃっていた。

(フムフムそういうものか・・・)こんな風にその筋の有名人の方とも直接お話が伺えたりするのが、

私の職業での楽しいひとときでしょうかね。

しかし、秘密厳守というのが私の仕事の条件でもあるので、ご紹介できるのはここまでが限界ですが(笑)




■2006.8/6 この頃近所に知り合いが増えまして・・・調査士俳優論と社労士ホスト論


私事なのですが、今年に入ってから地元の商店主の方や商工会の方との交流が増えたような気がします。
理由はおそらく、商店会では班長を又商工会の青年部ではIT委員長を拝命したからだとは思いますが・・・

 特に商店会の班長というのは集金や配り物を届けるの仕事なのですが、コレが結構大変なんです。
前役の方は「従業員にやってもらえばいいんだから」と言われましたが、それは私の中での憲法違反なので・・

 はじめて集金に回ってみて正直「しまったな・・・」と思いましたが、そのつながりで先日、近所の若い事業主だ
けの『暑気払い』にお招きいただきまして楽しいひとときを過ごさせていただいたきました。
その中に社会保険労務士の方がいらして、私の標榜?する調査士俳優論社労士ホスト論等の高度な(笑)
議論をしたりして、とても楽しかったです。その議論の詳細はその先生の承諾を得たうえで後日発表したりして・・

 また最近は近所のママさん方(といってもスナックにいらっしゃる方じゃないですよ)ともお知り合いになる機会
も多いですね、とにかく子供がいて地元で事務所を構えてますと、色々と地元に密接になってくるものなのです
ね〜、子供の頃にはちっとも気が付きませんでしたけど、小学校低学年の頃というのは、地域の大人達に支えられていたのだなぁ・・・と親になってあらためて実感した次第です。
(だけど最近のママさん達はお若くてお美しい方が多いですね、ウチの近所だけなのかなぁ?)




■2006.11/15 私の作業車論


全然調査士業務とは関係ないのですが、今作業車を探しています。

とは言っても今すぐ購入するのではありません。

まぁ早くて1年先でしょうか・・

実は現在年末にかけて避けては通れない『大きな支払い』を控えておりますので。

しかし作業車は班も増えて増車をしないといけない状況ではあります。

実はもう半年前からね・・・でもジッと我慢我慢・・・

私の作業車選択基準は『新車』か『大古車』のいずれかの軽ワンボックスを買えば

損はしないという考えです。私が一番損だなと思うのは、

7年落ちくらいで走行距離5万〜7万キロぐらいの中古車をそこそこの値段

買う事だと思っています。だってこの取引で低リスクで利益を得ている人って

中古車屋さんだけでしょ・・・中古車だから壊れても強く文句言えないし

アタリかはずれは運次第だ、それでいて手放す時にはタダ同然である。

そのタダ同然で引き取った車をまたまた中古車屋さんが手直して利益をのっけて売ってたりしてね

これはまさに私の失敗経験からくるものであります。

その失敗を踏まえ私は車は現金でしか買わない主義になりましたので

必然的に『大古車』となる。諸経費コミコミで20万円代なんか最高ですね。

えっ?中古の軽バンだと事務所のイメージが悪いですって?本当にそうでしょうか?

逆にお尋ねしたい、今そんな時代なんですか?

私は借金で新車の作業車買ってまで事務所の基礎代謝(固定支出経費)を上げたくないのでね・・・

しばらくの間はね・・過去に私も作業車と私用車をローンで新車買ったりしたけども、

スバリ『見栄の効用』なんて無い!少なくとも仕事の依頼には何の関係なし。

大きくて儲かってそうな事務所だなんて思われる必要もメリットも無し!

おたくの作業車は古いですネェと言われれば、ニコニコしてますよ・・ええ昔の車好きなんです。ってね

まぁ・・・新車を現金で買える体力のある事務所だったら問題ないのだけどね。

体力があるって意味は借入れ(借金)ができる余力とは違うと思いますよ。

修理代が高くつくですって?あったりまえでしょう古くて高走行で安いんですからね。

だけど学生時代からの『ボンピー』カーライフのおかげで車が経年変化で壊れるところって、

決っている事はよくわかっています。まぁメカは好きな方ですしね。

それにアタリハズレは程度が比較にならないけど実は新車も同じなのだ。

だから私の大古車は整備費にそこそこのお金をかけて(←ここがポイント)

外観はピカピカにしておくのです。とにかく清潔に清潔に・・・掃除掃除・・

型が古くてもヘコミ一つ無い『清潔感』のオーラがあるいぶし銀の作業車っては良いもんです。

逆に最新型なのにヘコミや引っかき傷そのままの作業車の方が、大きい事務所なのだろうが雑多な

印象を受けますがね。

(借入れで新車・・所員達が入替り乗るから傷みも早くて、もって4年だろう資金繰り大変だろうな)

なんてね。私の独断と偏見だけど・・・

それより事務所の前にいつも所長さんの高級乗用車停めている方が私は気になりますけどね。

だってその高級車お客さんのお金で買ったんでしょ・・・消費者も馬鹿じゃないと思うのですがね。

うちの相続の測量代で車替えやがってぇ・・・なんて思われてたりするとコワイのでね

あっ!また同業の敵作っちゃった・・スイマソーンだから私は嫌われる・・その2

追伸
誰か軽のワンボックスで新車に替えるので下取りに出す方がいたらご一報を
ディーラーさん下取りよりは良い条件の嫁ぎ先になりますので
ただしエアコンがないものは不可。オートマ車でお願いします。っておいおい注文が多いぞって




■2006.11/18 祝20000アクセス雑感『初志貫徹!従順下請け測量業からの卒業』

別にお祝いするような事ではないかもしれませんが,2年7ヶ月で20000アクセスを突破いたしました。

今からサイト公開当時を振り返ると感慨深いものがあります。

とにかくサイトを立ち上げた当時は,下請測量事務所から直接顧客に依頼される土地家屋調査士事務所に

なんとか改革したいという気持ちでした。下請けからの脱却・・・

さて20000アクセス記念の今回は測量業の下請について少しお話したいと思います。

平成4年,28歳の私は小平市大沼町の自宅の一室を事務所とし測量事務所を開業いたしました。

当時はまだ測量士の資格しか所持していなかったので,土地家屋調査士の受験をしつつ,営業力があり

仕事量が安定している有力測量業者と協力業者関係を強固にし,資金的に安定した補給路を確保しつつ,

土地家屋調査士試験を突破を目指し,最終的には調査士の新規顧客を徐々に開拓し土地家屋調査士70%

測量業30%の収入・事業比率の事業所を併設するという作戦でした。

 そのビジネスモデルというか経営手法は別に私が望んだ事ではないのですが,自然にそうなって

しまったのです。又,万が一土地家屋調査士試験に合格できなかった時の(その可能性は高かった)ため

『補給路』は絶対に確保する必要があったからです。

 それと営業を毛嫌いしていた。つまり,技術屋さんの私は仕事のとり方がとても下手だったわけです。

なんと申しましょうか苦手意識があったんですよね。

そこで話を聞いてもらえる測量会社の方達に自然と営業をするようになり,徐々に下請仕事をするように

なったわけなのです。

下請けもある程度安定してくると,もっと仕事の依頼が増えるように一生懸命頑張ったものです。

本当にこの頃はピュアでしたし,これが自分の『測量道』との自負もありました。

元請さんへの『愛社精神』も持っていました。しかしながら,元請と下請という関係は長なりますと,

日々注意していないと(もちろん測量士の業務に限っての事ですよ)

感謝の気持が少しずつ少しずつ薄らいで・・・ジリッジリッと「ただの奴隷=道具」になってしまいます。

どういう事かといいますと・・・

『村岡さんはどんな仕事も嫌がらずやってくれるから頼りになる』という関係のうちは良いのですが,

『あの人はウチの仕事なら何でもやるから大丈夫さ』という関係になったらもう駄目だという事です。

つまり元請が当然のように「何っ?オマエが仕事選べると思うのか?」なんて吉本興業状態になって

しまう事です。こういう風潮という空気は

元請のトップが下請に対してそのようなスタンスを持つと下の社員まですぐ伝染するものなのです。


私の場合,その最たる例が成果品を納品に行った時の元請の女性社員何気ない一言でした。

前後に細かいやりとりはあったのですが,「それが仕事をもらう人の態度なのかな」という一言です。

社長や部長に言われるならまだしも,現場も知らない一般事務の女性社員に何故そんな事を言われなくては

ならないのか「つまりこれがこの会社のトップの姿勢なのかもしれないな」と感じてしまったのでした。

この瞬間私は,

元請の命令に従順に従う『測量道具』に成り下がっている自分を多いに反省したのでした。


確かに仕事を進めていくうえで,元請さんがイニシアティブをとるのはある意味当然だと思います。

しかし,下請さんに対しては元請業者は感謝の気持を,下請業者は元請さんに謙虚な姿勢をお互いにどこか,

ギリギリのところにでも持っていないと,言葉の端に出てきてしまうのではないでしょうか。

その結果,元請経営者は「ウチはすぐに金払ってやってるだろ!」

下請業者の私も「オタクの提示金額に一度でも文句言った事あるか!」と,

お互い感情的にこう口論になってしまうとのではないでしょうか。

私もこの事務員の言葉には「俺もずいぶんと軽く見られたものだな・・・」と思いましたけれども,

まぁ半分は私の責任でしょうね,営業を嫌い安定を得るために従順になり過ぎたからです。

というわけで平成4年28歳で独立した頃の原点に立ち戻って,自分の力で集客をして『志』をとりもどそうと,

決心しこのサイトを立ち上げた次第です。

もし,今これを読んでいる依頼が少ない,あるいは測量技術に自信がなく,測量会社の測量作業の下請をして

いる土地家屋調査士の方がいらしたら,私を反面教師として一度考えてみてはいかがでしょうか。

測量士補の資格すら取得していない,あるいは測量士の資格のみで,営業力や接待上手で『登記測量』の

仕事をとってくるのが『特技』の測量会社のヤリ手社長に雇用されるために,皆が遊んでいる間も勉強したり,

家族や友人との夏休みをフイにしてまで,きびしい土地家屋調査士試験を突破してきたのかと・・・

覚悟を決め,リスクを背負い・・『何か』を犠牲にし・・・棄て・・・失って・・・土地家屋調査士になったのでは

ありませんか・・・開業当初は下請測量事務所もしくは下請測量班になるのも仕方ないかもしれない。

また,そういう時期もあって良いとは思います。けれども,

いつまでも,『下請業者は躾けるもの』等とあからさまに標榜している測量会社やその社員・事務員にまで

『躾』等と称して,『上から目線』で扱われるというのは,私には理解不能まっぴらごめんである。

(そもそも大人に対して『躾』ってアナタ方何様なんですか?)

申し訳ないが私から見ると,むしろそういう環境に留まっていられる方が不思議でもある。私見ですけど・・・


実務に精通していようが,営業力があろうが試験すら突破できなかった者が,

開業した調査士に向って『躾』なんて標榜するのは100年早いんじゃないかな?


調査士を『躾け』るなら試験に合格してからにするのが筋でしょ?ヤリ手社長さん


それに分筆登記・地積更正登記等の『登記測量』は法律的にも測量会社の業務ではありません。

土地家屋調査士事務所の正式な業務です。登記・境界の測量は、ゴルフや接待上手な測量会社ではなく,

キチンと合格率5%〜8%の難解な国家試験を突破してきた,資格ある『土地家屋調査士事務所』にご相談,

ご依頼をいただくようよろしくお願い申し上げます。

土地家屋調査士の資格を持たないものが,他人の依頼を受けて登記測量・登記申請書・調査する事は

法律で禁止されております。

あんまり世話になった測量会社にこんな事言いたくはないけれど・・・

でもあの一言だけは許せなかった・・・だって自分の社員の『躾け』すらできていないじゃないですか・・・

自宅に帰って一人になってくやし涙が出た・・・

してはいけない事,言ってはいけない事を言っているのではないですかな・・




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